生活🐌の記録

いるようでいない、いないようでいる

うごきだす

仕事がにわかに忙しくなって、でもそれも月末までのこと。
帰りにスーパーが特売の日だったので食料品かいこみにいったらボジョレヌーボー解禁というではないですか。実は一度も飲んだことがなかった。飲まずにああだこうだいうのもなんなので、飲んでみた。予想してたよりもおいしくて、ハーフボトルぺろっとあいた。家計簿つけてたら今日買ったものの食費の半分以上が酒代というおそろしいことに気付いてしまい目を瞑る。酒代は食費ではなく「教養費」に割り振る。教養費?

あいつと仲良くなれよ、決してわるいことを言やあしない、君は自分の手に負えるような環境の中に安住して、ほんたうのものにはぶつつからないで一生を終わつてしまふかも知れないよ、ジイ公は何一つ取得のないやつだが、正直で打ち込みのふかいバカ野郎なんだ、おそらく君のもつてゐないものを、あいつがみんなもつてゐるだらう、君があいつを利用するほど太々しくなればシメたものだ、とにかく、つきあつてみなさい、この言葉を君へのおくりものにしたいと思ふよ

こんなこといわれたらその人に惚れるだろうと思う。踏み込むのはとても恐ろしい。でもふみこめたなら、と思う。ふみこんで失敗したとて、それは悪くないことだ。うまくいかないこともある。ものを書いたり、ものを作ったりするもの同士ならなおさら。イライラもする。会えば口汚く罵りたくもなる。それでも出会えたことには感謝しかない。
小林秀雄、すごいな、かっこいい。