やあ虚無、おまえだったか

金曜日に健康診断の再検査で病院に行った。うすうすわかっていた、わかっていたのに、病院をサボっていたわたしが悪い。しっかり検査され、これまでとはまったく違う薬を処方され、効けばラッキー、効かなければ手術と言われた。いよいよ「経過観察」ではなく、「治療」にフェーズが変わってきて、症状がしっかりでて、ままならなくなっているのさえ「病院に行きたくない」という1点で無視していたから仕方ないのだけど、なんだかしょんぼりしてしまった。自業自得ですよ！

実は先週木曜日から虚無になるしかない期間ははじまっていて、この週末はほぼ床と同化して過ごした。本を読めるようになってきたと喜んでいたのに、あれはやっぱり元気があったからだったんだな。読まなければならないもの、読みたいものはたくさんあるのに、ぜんぜん読めなくて、今回は漫画も読めず、かろうじて映像を見ることができたので、『silent』と『イチケイのカラス』を流し見た。

あとちまちま見ていた『骄阳伴我』も、やっと最終話まで走り切った。

肖战の演技があまりに自然で、肖战かと思った（何を言っているのかわからないと思うが、見たら分かると思う）！　相手役の白百何が大変素敵でした。彼女の表現する感情の…なんだろう、温度？　冷たいわけでも熱いわけでもない、不思議な感じがなんだかとっても素敵で、憧れてしまった。陳情令以外の肖战が出たドラマのなかではかなり好きなほうだったかも。

それからふと、「あきらめよう」と思った。いったん全部「あきらめよう」。陶芸もいったん止めよう。詩歌への未練もきちんと捨てよう。元気じゃないとできないこともあるんだと納得はしているけど、健康のために何かを諦めること、にもかかわらず生活のために労働はしていること、そういう虚無に虚無が重なっている状況に、「なんで生きているんだろうな」みたいな気持ちになってしまった。

ここで日記を書くことで、すこし元気を出したいと思う。ここでいじいじ書く分、現実のわたしはけっこう元気です。