生活🐌の記録

いるようでいない、いないようでいる

モテキ りすん

モテキは今ドラマでもやってて書店でも取り扱いが大きいので有名かと思いますが、気付かなかったけどトッキューの漫画家さんなんだな。全体通して一読の価値はあります。欲しいものは欲しい、といわなきゃ手にはいらない、お膳立てされてるのを待ってるだけ…

恋する

BとLでLOVEな漫画なので一応おりたたみ

パパ…

なんという乙女! 3年前に他界した母親がある日おっさんの姿になって戻ってくるという話。そしてもう一度パパはママ(おっさん)に恋をするという、なんだ、ラブコメ?です。ギャグの質は稲中に近い。笑 ママ(おっさん)がかわいい。 伊藤さんの虐殺器官が…

アサッテの人

衝撃。 「叔父」について必要なことを必要な分だけ書いてある。行間から立ち上る姿にただただスゲエ。すごいんだよ、言葉の羅列の間に、見知っている世界からアサッテの方角に身をかわそうとしながら、世界に縛られて動けなくなった叔父の姿が見えるのです。…

読書

BUTTER!!!/ヤマシタトモコ 感想はまた後日。 乱と灰色の世界/入江亜季 乱を見て、なんだろうこのデジャヴってもやもやしてたんだけど、連想してたのはヤダモンだ。ヤダモン大好きだった。毎度のことながら入江さんの筆力にはため息ばかりもれます。大好き。 …

HER

ヤマシタトモコさんが好きだ。BLでも細かな感情描写をする人だけれど、BL以外の漫画でも同じように丁寧。この人の描く女の子はすごくリアルに感じる。読んでいて「あ、この感情知ってる」とよく思う。女はけしてきれいじゃない。泥だらけだ。優れた人、美し…

「少年A」14歳の肖像

外からの取材を積み重ねながら少年Aと事件の真相に近づいていき、あくまでも外にいる人間としての視点を崩すことなく少年を書いている。 被害者の遺族、加害者の家族、第三者からの視点。三つの視点を読み終えて、やっと大きく振れた感情はもとにもどったけ…

わからないということ

村上春樹、1Q84 Book3読了。 ヤマシタトモコ、ドントクライガール。明るいはずなのにどこか根暗なドリーミンラブ。

生きていく

淳(土師守・著) 彩花へ(山下京子・著) 読み終える。土師さんの本を読んでAの母親の行動に昨日の手記を窓から投げ捨てたくなり、けれど山下さんの本を読んで踏みとどまる。何も語れない。被害者の遺族がどうしているか、どんな思いでいるか、今までちゃん…

「少年A」この子を生んで…

神戸連続児童殺傷事件の加害者の両親の手記を読む。あの事件を元にした小説は何冊か手にとったことがあるけれど、関係者の手記ははじめて読む。 親であるから盲目なのか、起こってしまったことがあまりに大きすぎたのか、両親であってもまだ起こったことの意…

無人島に

無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら何を持っていくか、って質問をされてずっと考えてたんだけど、もし本当に無人島に行くことになったら、1冊も持っていかないんじゃないかと思う。 今まで読んだなかで一番心に残ってる本って質問にも困ったんだけど、…

ご本

帰ってきたらポストに荷物が届いていた。少し前に本をお渡しした方から、本の贈り物。すごくすごくうれしい。 書き出しのすばらしい小説は最後まで引きこまれて読めるのだけれど、いただいた服部まゆみさんの「この闇と光」、一文読み始めただけで、胸がどき…

なるほど

最近唐突にDEAR BOYSを再読しはじめたわけですよ。終わったものだとばかり思っていたら今はAct3になってた! Act2の途中からどんどんバスケオンリー漫画になっちゃって(いいんだけども)、恋愛要素が少なくなってるのがくやしい・・・・・・あのきゅんきゅ…

ゴールデン・デイズ

高尾滋さんの漫画は感情の描写がこまやか! そしてしあわせってなんだろな、ってのにぎゅんぎゅんきます。てるてる少年も、ゴールデン・デイズもお話は違えどもテーマは同じなんじゃないかなあ。 ゴールデン・デイズ 1 (花とゆめCOMICS) この商品の他のレビ…

MW

手塚治虫の「MW」、それから柳田邦夫さんの本を読む。MWは映画をやってるので(山田孝之が好きなんだ!)原作読んでみようと思って。不謹慎にもちょっと萌えっとしました。笑 柳田さんのはまだ途中。 幼い頃に起きた出来事って、自分に深く影響を及ぼすんだ…

1Q84

もしキーワードが1980年代からの時代の流れ、なんだとしたら、わたしはこの本は、エヴァだなと思った。テーマが同じように感じた。あの時代の流れを肌で感じて物語というものに作り変え社会に戻すという作業においても同じだ。エヴァが1995年から今まで、何…

1Q84

1Q84読んでます。 わたしの場合、どうしても「アンダーグラウンド」と「約束された場所で」が先にたってしまうので、小説としての「楽しみ」はいまいち感じられてないように思います。まあまだ最後まで読んでないのでわかんないけど。「アンダーグラウンド」…

どこから行っても遠い町

川上さんはいっときとどまっているような印象があったけど、今回のを読んで、また違った方向にいきはじめたなあと思いました。今までとなにがちがうのかはわからないんだけど。真鶴を読んだときにたまらんなーと思ったときとおなじようなかんじ。掲載してい…

ティファニー

本屋へいったらカポーティの「ティファニーで朝食を」の、村上春樹訳が文庫になってた。これが単行本ででたのって今年じゃなかったっけ、と思いつつ手にとる。カポーティは初期より晩年のものが好きで、「叶えられた祈り」はとくに好きだ。

冬の日

今年に入って、たしか四度目くらい。柳田邦男の「犠牲」を読んでいる。繰り返し読んでいるのにいつでもはっとする。悲しい本だ。でも助けられる部分がすごく多くて、なんだろう、元気になる! とかそういうんじゃないんだけど、毎日何もなくても磨り減ってい…

最大公約数

人が一人の個人として存在するには他者の存在が必要なのではないか、なんて。 最近中村うさぎばっかり読んでるからですな、こういうのは。 彼女の本は基本的に他者を通して己を見、分析し、その時点で気づいたことを書く、というものですが、テーマとして挙…

ゴールドラッシュ

昼過ぎに家を出て、ゆっくり東京へ向かったのだけれど、本を読んでいたらあっという間だった。柳美里の『ゴールドラッシュ』の中に生きていくことの悲しみみたいなものを思って、身体の奥のほうが緩んだ。 でもいつも、小説の中で殺人があった瞬間に、どこか…

読書

ジョン・アーヴィング「ピギー・スニードを救う話 」 トルーマン・カポーティ「叶えられた祈り」 アーヴィングは毎回いまいちわたしの好みとは合わないんだけど、この短編集の表題作は好きです。彼が何故小説を書き始めたのかが書いてある。カポーティも今ま…

for what?

「たやすく、ちぢにくだけて、broken, broken into thousands of pieces」 千々にくだけて、を読む。

スクールアタック・シンドローム

舞城氏の「スクールアタック・シンドローム」。選んでいる言葉の種類に惑わされそうにはなるものの、実はものすっごく道徳的だと思った。人は殴ってはいけません、殺してはいけませんってレベルの問題を素で書いてしまいました、ってかんじの。舞城氏は読者…