生活🐌の記録

いるようでいない、いないようでいる

Note:ベテルギウス

走れ 光よりはやく
走れ 幾千のときを
半身を
半身を
失うことが避けられないと
わかっているのなら
走れ 星が生まれるよりはやく

そこからあらわれる
一呼吸ののちの未来も
僅かな先の過去も

幾千の
幾万の
ときの流れのはじまりに立ち
走れ
ベテルギウスの声ととも
走れ
いつかの 星のまたたきととも
走れ
走れ
走れ
いつかの いまの かつての
この星ととも

(走れ)