生活🐌の記録

いるようでいない、いないようでいる

もっと知りたい

考えている。次の撮影について。帰り道にずっとそのことを考えていたのだけれど、結局ぐるっとまわって、次に撮る予定の人物たちについてなんも知らんのだと思った。今日わたしは彼女らはちょっと違う気がすると言ってしまったけど、彼女らのことをまったく知らないくせにあの場所の住人ではないと判断してしまったのはよくなかった。
あなたはどこのだれで、どんなひとなんだと問い続けていくと、不思議と住んでいる場所やどんな性格の子か、家族構成は、とかそういうものが見えてくる気がする(といってもまだ全然見えてきてないので、そういう話をしたいです)。物語の人物を自分に引き寄せるんじゃなくて、物語の人物に近づいていかなきゃだめ。わたしの考え方とか作り方の癖かもしれないけど、大体物語の中の人物は自分で決めなくともすでにその形をしていることが多い。そのありのままを見つけたい。知りたい。どんどんどんどん自分のほうから近づいていきたい。
人物の背景を知ることができれば、それを言葉にして「これこれこういう設定の子です」と書かなくても画面に表れてくる気がする。それが伝わるか伝わらないかはわからないけど、言葉にしないぎりぎりのラインで作っていって、それが写真に表れてきたのならすごくいいなと思った。
どんな子たちなんだろう。それをもっともっと知りたい。